アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

発声について その1(2012.10.26)
 私の趣味は舞台鑑賞で、バレエもミュージカルも観ますが、宝塚歌劇が一番好きです。宝塚の場合は2000人を超えるキャパシティを持つ劇場での公演が基本ですので、発声はとても大切です。初舞台を踏むまでの2年間は宝塚音楽学校で学びますが、発声練習には恐らく多くの時間が割かれているのではないでしょうか。
 アナウンサーも同様で、入社してすぐ始まる研修では基本的な発声練習を叩きこまれます。たまに「アナウンサーは舞台俳優のような発声練習をするんですか。小さなスタジオでニュースを読んでいるんだから、大きな声は必要ないでしょ」と言われることがありますが、それは間違いです。小さなスタジオでも、アナウンサーは声を張って原稿を読んだり、フリートークしているんですよ。
  アナウンサー試験でも大きな声で話すことを求められています。腹式呼吸による発声は独学ではなかなか身につきませんので、是非、レッスンを受けにいらしてください。

 もちろん、民間企業や公務員も声の大きさは大切です。特に警察官や消防官は外で仕事をすることが多いからでしょうか、大きな声の持ち主が合格を勝ち取っているように思います。声の大きさでお悩みの方もどうぞご相談くださいね。