アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

教員志望者の面接対策 その1(2013.05.10)

 教員志望の方から面接指導のご依頼をいただくこともあります。そこで気付いたことですが、どういう教師になりたいかという理想の教師像を語る言葉を持ってほしいです。教員を志望したきっかけとして多いのが「自分が出会った先生が理想なので」というもので、これはこれでいいのですが、「その先生のどんなところが理想なのですか」と聞くと、最初は抽象的な表現にとどまってしまうケースがほとんどです。

 最初から「理想の教員像」をきちんとした文章にすることは難しいので、まずは自分が理想としている、これまでに出会った先生の姿で思い出に残っていることを箇条書きにメモしていくといいでしょう。これで、「その先生はどんな先生でしたか」という質問に対して、具体的に答えることができます。

 次に、その先生の姿を踏まえ、自分が教師であればどういう行動を取っていきたいのか、具体的な場面を想定しながらメモしていきます。この積み重ねで「理想の教師像」を作り上げていくことができるはずです。

 また、教員志望の方は「なぜ教員になりたいのか」という志望動機を作ることには熱心ですが、「教員になりたい場所」へのこだわりが少ない印象があります。「なぜ教員になりたいのか」が明確になってきたら、「なぜ○○県で教員になりたいのか」、私立学校志望でしたら「なぜ○○高校(○○中学校)で教員になりたいのか」を考えていきましょう。

 教員志望の方の面接対策も行っておりますので、どうぞお問い合わせくださいね。