アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

公務員試験の面接でのNGワード その2(2013.07.18)

 公務員試験用の模擬面接を連日のように行っています。この時期は「併願」について尋ねられることが多くなりますが、そこでのNGワードをご紹介します。それは「本命は○市役所です。△市役所は練習のために受けました」という一言です。

 「練習のために、行きたくもないところを併願した」と言えば、今、面接を受けているところを本命と思ってもらえると考える受験生は少なくありませんが、残念ながら、それは誤解です。

 公務員試験を受験するにあたり、英検やTOEICのように受験料を払いましたか。受験料はかかっていませんよね。つまり、公務員試験は税金で行われています。「練習で受けた」という態度は税金を無駄遣いする人間であると証明するのと同じです。

 併願先を聞かれたら、正直に答えてください。併願先の志望動機も用意しておくといいでしょう。もし「今回、私どもの○市役所が残念な結果になってしまって、△市役所に合格したら、どうしますか」と聞かれたら、「△市役所にお世話になります」とか、「ご縁のあったところに行かせていただきます」と答えればいいのです。○市役所の人も△市役所に行くような人は採用したくないとは思いませんから、堂々としておきましょう。

 その1についてはこちらです。