アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

集団討論について その5(2013.09.04)

 某大学で集団討論の練習をしました。そこで気付いたことの中で、今回は姿勢についてお話ししたいと思います。

 まずは「手」についてです。集団討論の間、テーブルに肘をついたり、最悪の場合、頬杖をついたりする人がいます。こういう姿勢はだらしなく見えてしまいますので、気をつけてください。本番で急に矯正することは難しいので、食事のときなど、日頃の姿勢を見直すことが必要です。

 「手」に関しては、メモを取ってもいい状況なのに(場合によってはメモ禁止のところもあります)メモを取らない人、人の発言の間、シャープペンシルをぐるぐる回している人、面白い発言が出たときに手を叩いて笑っている人もいました。メモOKであれば、「書記」ではなくても、しっかりメモを取っていきましょう。シャープペンシルをぐるぐる回すという行為は集団討論のポイントである「グループのパフォーマンスを上げたかどうか」にはあまり関係ないかもしれません。しかし、集団討論の評価のポイントはそこにだけあるのではなく、「マナー」も見られていることを知ってほしいです。

 次に「足」についてです。足を組んでいる人、足をテーブルよりも外側に投げ出している人がいます。自分がどのような姿勢で座っているのか、通常の授業のときにでも確認してみてください。足の癖はなかなか治りにくいので、早めに気づいて治していきましょう。

 最後に「背中」です。「書記」になり、必死でメモを取っているなら大目に見てもらえるかもしれませんが、そうでないなら、背中を丸めた姿勢は良くないです。肘をつくのと同様、だらしない印象を与えてしまいますよ。背中が丸くなってしまう原因は背中、腰、首、肩の筋力が低下していることにあるそうです。筋トレをしたからといって、すぐに効果が上がるわけではありませんが、意識を持つことから始めてみましょう。