「観光」に携わりたい公務員志望の方にお勧めの本(2014.07.03)

　都道府県庁や特別区志望の方たちの模擬面接シーズンです。先日、お会いした受講生が某県庁で観光政策に携わりたいとのことでしたので、２冊の本をご紹介しました。

　１冊目は『くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ』です。「熊本県庁　チームくまモン」の方々が書かれた本で、幻冬舎新書から出されています。熊本に長く住み、くまモンが出現したときには大阪に住んでいた私でも、くまモンのキャンペーンを大阪から始めたということは知りませんでした。なぜ大阪で始めたのか、その理由は本で確かめてくださいね。

　来年は北陸新幹線が開通します。これまでの長野新幹線が延長され、北陸新幹線になるのですから、特に長野県庁を受験したい人にはお勧めです。

　２冊目は『B級グルメが地方を救う』です。新潟大学の田村秀教授が書かれた本で、集英社新書から出ています。先日、お会いした受講生は「B級グルメを使って、街を盛り上げていきたい」と言っていましたが、観光政策に興味がある人は割とB級グルメの話をしますね。しかし、B-１グランプリを受賞したB級グルメについては詳しくても、その成り立ちなどの歴史的背景まで詳しい人はあまりいません。ほかの志望者と差をつけるためにも、この本で知識を補完してください。