アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

集団討論について その7(2014.08.02)

 先日、某大学で「集団討論でクラッシャーに出会ったときに、どうしたらいいですか」という質問を受けました。

 いわゆる「クラッシャー」と呼ばれる人については以下のブログで説明しています。

 http://appcar.jp/blog/2013-02-22.php

 そして、クラッシャーに出会ったときの対処法については以下のブログで説明しています。
 http://appcar.jp/blog/2013-03-04.php

 某大学ではクラッシャー役を立てた模擬集団討論をやってみることにしました。超が付くほど、ひどいレベルのクラッシャーと、ややクラッシャーかなと思われるレベルの人と、普通の受験生と司会という4人です。

 こういった練習ではテーマは簡単なものの方がいいですね。今回は「電車内のマナーを向上させるには」というテーマにして、15分間で行いました。すると、クラッシャー役の学生さんの演技が素晴らしく、見事に(?)討論の場をクラッシュしていました。司会役の学生さんは日頃の練習よりも非常に難しかったようで、クラッシャーの発言を抑えることに苦労していましたが、最後は何とかまとめることができました。

 私が気になったのは司会役の学生さんと普通の受験生役の学生さんが全く目を合わせなかったことです。クラッシャーと思われる受験生だと認識したら、ほかの受験生同士でアイコンタクトをすることをお勧めします。普通の受験生役の学生さんには「司会者に協力しないといけない」というアドバイスを送りました。

 このように、あえてクラッシャー役を立てた練習はかなり有効ですよ。皆さんも周りのお友達とやってみてください。