アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

時間を管理するということ(2015.05.19)

 今回は大学受験生や公務員志望の大学生、SPIなどの特訓をしている大学生にお勧めの話題です。

 受験生が自分で管理できるのは時間だけだと言われています。学力は自分で管理できるものではありませんが、どのぐらいの時間をかけて勉強するのかといった管理は十分にできます。勉強にあたっては「○問を解く」といった問題数ではなく、「○時間で勉強する」といった時間で区切るようにしてみましょう。

 「○問を解く」で勉強していると、最後の問題がなかなか解けず、時間ばかりが経ってしまうことがあります。そうなると、ほかの科目の勉強時間が台無しになってしまいます。仮に解けない問題があったとしても、「○時間」と決めた時間で終わる勇気を持ってください。「○時間」については1時間でも、2時間でもいいですし、80分や90分でもいいと思います。

 この勉強法にはプラスの副作用があります。試験当日に試験官が「あと10分です」とコールしてくれることがありますが、時間を管理する癖がついていないと、その「あと10分」を焦るだけで過ごしてしまいかねません。一方で、時間で区切った勉強をしていれば、「あと10分で何ができるのか」が明確になっていますので、落ち着いて見直しができるはずです。