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【暗記する英文法】thatSV中が仮定法現在になる表現

仮定法の本質は反実仮想であり、それを表現するために動詞に特殊な活用形をさせるのが西洋の言語である。英語はその歴史の過程で《仮定法専用の活用形》を失い、通常の活用形(過去形、過去完了形、原形)を特殊なパターンで使用する、という制限をつけることで反実仮想を表すようになった。

ここに取り上げる《仮定法現在》は、名称にこそ「現在」という語が含まれているものの表している内容は《これからのこと(未来)》である。ただし、現状を変える努力をしなかったならば実現する見込みのなさそうな未来、という意味で反実仮想であり、《提案・命令・勧告・要求の動詞》《必要・重要・妥当の形容詞》は理想的な未来を実現したいっ!という願望を示している、と理解するとよいだろう。なお、thatSVが仮定法現在となるのは以下のリストにある動詞や形容詞に限ったことではなく、他の動詞や形容詞でも、そして名詞であったとしても、「理想の未来を実現したい」という願望を含んだ表現であれば仮定法現在になる。

ついでに、このリストの末尾に《仮定法現在》を用いた慣用表現もあげた。

DISCOでPARA2(提案・命令・勧告・要求の動詞)
demand, insist, suggest, command, order, propose, advise, recommend, ask

追加:persuade, require, request, urge, direct, move

It is 形容詞(必要・重要・妥当の形容詞)
necessary, essential, vital, crucial, compulsory, urgent, imperative; important; desirable, advisable, appropriate, fair, proper, fitting, expedient
仮定法現在の慣用表現
lest S (should) V原形「SVするといけないから/SVしないように」
if need be「必要とあらば」
Be it ever so humble, there is no place like home.「いかに賎しくともわが家にまさるところなし」
Heaven forbid S (should) V原形「決してSVとなりませんように!」
May he rest in peace!「彼の魂が安らかに眠らんことを!」