ceo.styの記号だけ一部使う

験数学の第一人者の安田亨先生作のceo.styは、大学入試数学(端的には月刊誌『大学への数学』)を記述するのに便利なマクロ集&フォントであり、一英語講師としても便利に使わせていただいているものなのだが、もともとamsmath(amssymb)やmathabxと被るところがあったり、emathと衝突する部分があったり、jsarticle.clsを少し改変したクラスファイルぢゃないと体裁がややよろしくなかったりするなど、全面的に採用するには自分の環境ではやや都合が悪い。(emathとの衝突は、である程度回避できるものではあるが、そもそもemathも一部のパッケージのみを使っているのでemath全体はいわばoverkillなんだよね…。)

自分がceo.styを用いたいと思った一番の理由は一部の記号を使いたかったからなので、ならばその記号部分だけを自分用のマクロ集に登録しようと思った次第。使いたかったのは、以下の記号群…。

【絵】ceo.sty添付のマニュアルより
wpid-PastedGraphic-2013-08-14-08-47.png

これらはceo.styをダウンロードすると含まれているkigou.styの中で定義されているので、該当箇所を自分の普段のマクロ集に写すことにする。なお、以下のディレクトリ構成はMacOS 10.8上のMacTex 2013(TeXLive 2013)に基づいたもの。

まずは、ceo.styのインストール。ceosty.zipをダウンロードして展開すると、けっこうたくさんのファイルやフォルダが含まれている。その中の4つのフォルダを、TEXMFLOCAL(/usr/local/texlive/texmf-local)またはTEXMFHOME(~/Library/texmf)にインストールすることになる。

  1. 「into tfm」この中のceoフォルダを /texmf-local/fonts/tfm/ 以下に移す。
  2. 「into type1」この中のceoフォルダを /texmf-local/fonts/type1/ 以下に移す。
  3. 「into map」この中のceoフォルダを /texmf-local/fonts/map/dvips/ 以下に移す。
  4. 「into latex」この中のceoフォルダを /texmf-local/tex/latex/ 以下に移す。

mktexlsrを実行してから、mapファイルをupdmapを使って登録する。

ceoの各ファイルをTEXMFHOMEに入れた場合は、updmap-sysではなくupdmapを実行する。

次に、kigou.styの中から、使いたい記号の定義を自分専用のマクロ集にコピーする。定義は2段階になっているので、個々の記号のマクロ(38行目以降)だけでなく、それらの記号マクロが使っているフォント指定マクロ(3行目~37行目)も必要に応じてコピーする。

とまぁ、こんな具合に。
これでめでたく、ceo.sty全体を読み込まずにその一部の記号のみを使う、ということができるようになった。


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