ニュースなどの原稿読みについて その1(2011.10.27)
アナウンサー試験の最初の面接ではニュースなどの原稿を読まなくてはいけないことが多く、受験にあたってはこの準備は欠かせません。
しかしながら、原稿読みの練習ばかりをやってしまって、面接の準備の方がおろそかになってしまう人がいます。特に、関西出身の受講生は関西弁の克服にも時間がかかってしまいますね。しかし、本物のアナウンサーのようにうまくニュースが読めても、自己PRなどがきちんと話せなくては通らないのがアナウンサー試験です。
もちろん、原稿読みはうまくできるにこしたことはないのですが、練習や準備の優先順位を間違えないようにしましょう。
原稿読みに限らず、発音や発声など、アナウンスメントの基本的なことは入社後にみっちりと鍛えていただけます。大事なのはその訓練についていけるだけの人間なのかどうかを見極める場が面接だということです。
キー局、準キー局などの一次面接は原稿読みを含めて5分程度で終わってしまいます。その5分でいかにインパクトを与え、どんな内容であれば二次面接に呼んでもらえるのか、エントリーシートを含めて一緒に作り上げていきましょう。
関西弁や方言の克服に悩んでいる方もご相談ください。
私自身は母が東京からお嫁に来たこともあり(今の母は家族の誰よりもバリバリの山口弁ですが)、標準語が飛び交う環境で育ちましたが、それでもずっと西日本で育ったので、「鼻濁音」や「母音の無声化」が苦手でした。でも、練習を重ねることで克服してきました。効率的なポイントをお話ししていきますので、遠慮なく、お尋ねくださいね。