アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

短所について(2012.01.26)
 年末年始は何かと多忙で、久しぶりの更新となってしまいました。
 受験生、就職活動中の皆さんにとっては年末年始もなかったことでしょう。寒さも厳しいですし、体調にはくれぐれも気を付けてくださいね。
 さて、面接カードやエントリーシート、面接でお馴染みの質問項目に「短所」があり、長所よりも短所の方が難しいと悩む受講生も少なくなりません。短所だからと言って、「時間にルーズ」とか、「お金にルーズ」とか、「すぐ人を怒らせる」なんて、それだけで不合格となってしまいそうです。
 短所を述べるときは、「短所であることを自覚しつつ、その後の努力によって、長所とはいかないものの短所ではなくなりつつある」というものがいいでしょう。ある年、なぜか大流行りだったのが「一つのことに集中しすぎると、周りが見えなくなる」という短所でした。模擬面接に来る受講生が次々にこれを短所として話すので、なんだかおかしかったことを覚えています。
 しかしながら、長所に比べると、短所は致命的な内容を取り除かなくてはいけない分、バリエーションが少なくなります。特に思い付かなければ、先程、挙げた「一つのことに…」でもいいですし、「優柔不断なところがある」、「周りの意見に流されやすい」などもいいでしょう。
 肝心なのは、その短所ゆえに失敗してしまったという失敗談、挫折の経験などのエピソードを自分の言葉で書き、そして話せるかどうかなのです。さらに、短所克服の過程を具体的に書き、話せることも大事です。
 どういう「短所」で、どういうエピソードがふさわしいのか迷っていらっしゃる方はお気軽にご相談くださいね。