お礼の気持ちは早く示しましょう。(2013.02.12)
アナウンサー試験に限らず、一般企業の入社試験でも、いわゆる「就活に強い」学生にはいくつか共通点があります。その一つに「お礼(メール)が早い」ことが挙げられるかと思います。
アナウンサーに内定した人、アナウンサーとして働いている人はもともと人好きですし、そういったコンタクトを得意にしている人たちなのでしょうが、いつも素早いお礼状やお礼メールが届きます。
また、先日、一般企業用の就活レッスンを何人かに行ったのですが、「今日はありがとうございました」というお礼のメールが全員から素早く届きました。就職試験はこれからですが、この学生たちになかなか内定が出ないというのは考えにくいです。ある学生はお礼とともに、今の自分の課題を客観的にピックアップし、今後の取り組みに対しても意欲的に書いていました。
一方で、先方が望んだことをこちらがメールしているにも関わらず、そのメールを読んだのか、読んでいないのか、いつまでも返事が来ない人もいます。これでは信頼関係を失ってしまいます。時間をかけて用意するほどの長い文章を書く必要はなく、素早く返事をする姿勢が大切ではないでしょうか。
お礼を言うから内定するというものでもなく、早く、きちんとお礼を言えるほどの人間性を備えた人なのかどうかを採用側は見ているということなのです。
メールは簡単に送れますが、たまにはお礼状もいいものです。受講生から届いたお礼状は本当に嬉しいですよ。私も大きな文房具店に行ったら、お礼状用のカードを購入するようにしています。