アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

保育者(保育士、幼稚園教諭)を目指す皆さんにお勧めの本
その1(2013.06.07)

 高校に志望理由書や面接の指導で伺うと、「保育士になりたい」、「幼稚園教諭になりたい」という生徒さんは多いですし、大学の公務員講座でも公立保育園や公立幼稚園に就職を希望する人は少なくありません。

 このところ、立て続けに「お勧めの本をご紹介ください」というリクエストをいただきましたので、私なりに探してみました。

 まずは高校生と保育実習を行う前の大学生(専門学校生、短大生)向けの本として、『新人保育者物語さくら:保育の仕事がマンガでわかる』をお勧めします。村上かつらさんによる漫画で、秋草学園短期大学の百瀬ユカリ先生が監修されています。

 高校生が保育者を目指すにあたって、「子どもが好きだから」という動機をよく聞きます。もちろん、子どもが好きであることは前提ですが、子どもが好きなだけでは務まらないのが保育者の仕事です。保育者がどんな仕事をしているのか、仕事内容を具体的に理解できるのがこの本です。

 「子どもの頃にお世話になった保母さんみたいな人になりたい」とも聞きますが、保育者の仕事の中には子どもの目には見えないところでの仕事も多くあることも分かるはずです。

 また、この本は保育実習での「振り返り」もできるようになっていますので、実習前の皆さんにもお勧めできます。