今日は小論文入試を受験する高校生にも、公務員試験を目指す大学生にもお勧めの話題です。

　小論文の課題文が英文の場合があります。英文を読むのが面倒くさい、苦手だという高校生は少なくありません。また、公務員試験には必ず英文の読解問題が出題されますが、「英文は捨てる」という大学生も多いです。でも、何の努力もしないまま、捨ててしまうのは惜しいので、この裏技をお役に立ててくださいね。

　小論文の課題文にせよ、公務員試験の読解問題にせよ、課題文には最後まで目を通してください。裏技はここからです。課題文の最後の一文を読み終わったら、冒頭の文をもう一度、読んでみるのです。

　課題文を最後まで読んでいるうちに、最初の方に書いてあったことを忘れてしまうことがあります。そんなときにお勧めです。また、「次の課題文を読んで、題名（タイトル）を付けなさい」という問題のときにも有効な方法です。

　英文は日本語の文章よりも論理的に書かれていることが多く、冒頭の文で問題提起がなされていることもあります。冒頭の文をもう一度、振り返っておくことで、筆者の主張や結論をつかみやすくなるはずです。