アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

体育会の方もアナウンサーに!(2013.08.17)

 アナウンサー志望の大学生からお問い合わせのメールをいただきました。その方は体育会に所属していて、シーズン中は就職活動のための時間がなかなか取れないという内容でした。

 確かに、体育会の方は練習やミーティング、そして試合と休む間もなく活動しています。以前、アイスホッケー部に入っていた教え子と電話で話さないといけないことがありました。「遅い時間になりますが、いいですか」と言われ、「いつでもいいよ」と言ったら、夜中2時頃に電話がかかってきました。時間はともかく、氷の上をスケート靴が行き交う音が聞こえたことの方が驚きでした。スケートリンクを借りることのできる時間帯は夜中か早朝というのは本当だったんですね。そういう環境ではありましたが、その教え子は部活動と就職活動を両立させ、アナウンサーとして活躍しています。

 体育会の方はほかの学生に比べると、発音、発声などのアナウンスメントの練習に時間をかけて取り組むことは難しいかもしれませんし、スポーツ推薦で大学入学をした方から勉強や作文が苦手だとご相談を受けることもあります。

 でも、体育会で培った運動能力や身体能力、忍耐力、コミュニケーション能力、技術を高めるための方法論を持つこと、時間管理、礼儀作法や敬語などのマナーは社会人として必要なことです。そして、何よりスポーツに親しみ、スポーツを愛する心を持っていることはアナウンサーの仕事にきっと役に立ちます。私は体育会出身者のいい点を引き出せるようなエントリーシート作成や面接指導を行っています。

体育会に所属し、アナウンサーを目指したい方、皆さんの新しい夢が叶うように応援していますので、どうぞお問い合わせくださいね。