一般企業や公務員の面接試験でもそうですが、アナウンサー試験では特に話し方が重要です。何を言いたいのか、頭の中で整理してから話す練習を繰り返し行いましょう。
アナウンサーになりたいという人でも何を伝えたいのか分からないような話し方をしてしまう人がいます。頭の中で整理できていないうちに話し始めてしまったからなのか、ボキャブラリーが足りないのかは分かりませんが、折角の話をきちんと伝えられないのが惜しまれます。
そこで気づいたのですが、そういう話し方をしてしまう人の口癖として「すごい」、「なんか」、「なんだろう(なんでしょう)」が挙げられます。「すごい」は形容詞なので名詞と代名詞しか修飾できませんが、最近は若い人に限らず、「すごい面白い」のような誤用が目立ちます。この場合は「すごく」が正しいですし、どちらが正しいのか咄嗟に分からないのなら「とても」でいいのです。「なんか」や「なんだろう(なんでしょう)」は話し始めや主語のあとにいきなり挿入されますが、そういった「なんか」には意味がありません。
アナウンサー試験ではフリートークや集団討論など、いわゆる面接よりもくだけた話し方でもいい試験もありますが、だからと言って、整理されていない話しぶり、無駄な口癖を多用する話の仕方は厳禁です。