平仮名、片仮名をきちんと書けていますか。(2013.12.20)
高校生の小論文や大学生の論作文、論文を添削していて思うことですが、平仮名や片仮名をきちんと書けない人が少なくありません。
平仮名で、特に気になる字は「や」、「り」、「い」、「こ」、「な」、「を」、「そ」、「に」などですね。「や」が「か」に、「り」が「い」や片仮名の「ソ」に、「い」が「り」や「ソ」に、「こ」が漢字の「ニ」に見えたりします。また、「な」や「を」や「そ」は形が崩れていて、元の字が分かりづらくなってしまっています。「に」と漢字の「仁」の区別がつかないこともあります。
また、片仮名の「ソ」、「リ」、「ン」の区別が曖昧な人もいます。
字が適切に書かれていなかったために、折角、書いた文章の意味が相手に伝わらないのであれば、意味がありません。字のうまい、下手が合格や採用に直接、結びつくことはあまりありませんが、採点者に読んでいただくのだという謙虚な気持ちがあれば、丁寧な字に繋がるはずです。
論文試験は時間との戦いでもありますので、ゆっくり書いている時間はありません。だからこそ、日頃からきちんとした字の形を知っておくことが大切です。