アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

面接試験の際の座り方について(2014.03.22)

 公務員対策でも、一般企業対策でも、模擬面接シーズンが始まっています。今日は「座り方」についてお話ししたいと思います。

 まず男性です。椅子に深く掛けすぎないでください。浅めに腰掛け、背もたれに背中が当たらないようにします。

 これはほとんどの人ができているのですが、問題は足です。両足の間隔を空けすぎている人、足を面接官側や左右に投げ出すようにしている人がいます。特に身長が高く、大柄な人に見られる傾向です。両足は軽く開けてください。膝が椅子の幅よりも外に来ないように意識してみるといいでしょう。

 続いて女性です。女性の場合は男性とは逆に椅子に掛けたときに浅すぎる人がいます。緊張していて距離感がよく分からなくなっているためかと思いますが、浅すぎる座り方は安定性を欠いてしまいますので避けましょう。

 そして足です。女性の場合は両膝を開く人はほぼいませんが、靴と靴の間隔を開けて座る人がたまにいます。これはとてもだらしなく見えてしまいますので、止めましょう。くるぶし同士、親指同士をくっつけるイメージで、足先を揃えてください。

 男性、女性ともに、座っているときに背筋が伸びていない姿勢も良くありません。背筋を伸ばすと声も大きくなりますので、練習のときから気を付けておきましょう。

 ただし、今お話ししたことは健常な方の場合です。怪我をしていたり、体調が悪かったりして、このような座り方や姿勢が取れない場合もあります。そのようなときは遠慮せず、面接が始まるときに「今日は足を捻挫しているので、きちんと座れず申し訳ありません」などと挨拶しておくといいでしょう。

 公務員試験は車椅子の方の受験も少なくありません。もし、面接会場で車椅子の方と一緒になり、手助けを求められたときには親切に接してくださいね。