アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

目を見て話す(2014.03.25)

 模擬面接をしていると、こちらの目を見ずに話をする人がいます。面接を担当している人に聞いてみますと、そういう人はやはり評価が低くなってしまうようです。初対面の人、ましてや自分の合否の鍵を握っている人と話をするにあたって緊張しないというのは難しいことですが、目を見て話せないとなると就職後も困りますので、クリアしたい課題ですね。

 先日の模擬面接では、質問に対しての答えを話し始めたときには目を見ていたのに、話の途中で視線が私の左右の後ろの壁の方に移っていた人や、答えにくい質問のときに目を見られない人がいました。

 あとで話を聞いたところ、「緊張したー」とのことでしたので、緊張感から目線がズレてしまうのかなと思います。緊張感をなくしてしまうことはできませんから、目線の克服は意識するしかなさそうです。

 相手の目を見ることで吸い込まれそうな恐怖感があるのなら、目の下あたりを見ることからやってみてはいかがでしょう。たまに、「ネクタイの結び目あたりを見て」というアドバイスを聞きますが、ネクタイの結び目だと、どうしても目線が下がってしまいますし、面接官側が「目が合っている」という実感を持ちにくいです。ネクタイをしない女性の面接官もいます(笑)。

 まずは目の下あたりから始めて、徐々に目を見ることができるように、友達同士で練習してみましょう。