模擬面接をしていますと、自称が「私」でない人に出会うことがあります。「僕」と言ってしまう男性は少なくありませんし、男性、女性に関わらず、体育会の人に多いのが「自分」です。「僕」と言ってしまうと幼稚な印象を与えかねませんし、逆に「自分」は威圧感があります。
ご自身の好みや考え方はあるのでしょうが、面接のみならず、改まった場所では「私」と自称するのがマナーです。たまに「わたくし」と言う人もいますが、「わたし」で十分です。
注意を受けたあとで、すぐに訂正できる人と、口癖として染み付いてしまっているのか、なかなか直せない人がいますが、本番までには直すようにしてください。咄嗟に口頭で直していくのが難しいという人は、想定される質問への答えを考えるときに「私は…」とか、「私が…」と、ノートなどに書いてみることをお勧めします。
これは話すときだけでなく、書くときも同様です。エントリーシートや面接カード、作文や論文などでの自称も「私」に統一してください。