模擬面接をしていると、身振り手振りが目立つ受講生を見かけます。身振り手振りをしてしまうと、なぜ良くないのかと言いますと、相手からの視線が身振り手振りの方に行ってしまい、肝心の話の内容を聞いてもらえないかもしれないからです。
折角の話がきちんと相手に伝わらないのでは勿体無いです。手を動かすことなく、話をする練習をしましょう。
身振り手振りをしてしまうのは強調したい話があるときだそうです。「ここを力説したい」というときに、つい手が出てしまうのでしょうね。でも、そういった強い気持ちを言葉に変えていくのが面接です。
ただ、理系の受講生が実習や実験装置、実験結果などの話をするにあたり、大きさを示す必要があることもあります。そういうときは手を使って「このぐらいの大きさの…」と言ってください。説明を補完し、話を分かりやすくするための身振り手振りであれば、マナー違反にはなりません。
模擬面接のあと、「○○という話のときに身振り手振りをしていましたよ」と指摘すると、「え、そうでしたか」と覚えていない受講生もいます。無意識にしてしまう人は友達同士で練習して、友達に指摘してもらいましょう。用意できるのであればビデオに録画してみるのもいいですね。