説明会出席は志望動機にはなりません。(2014.04.22)
公務員の面接試験対策をしていますと、志望動機として「説明会に出席したときに、私に合っていそうな職場だと思いました」と答える受講生がいます。しかしながら、説明会出席は志望動機にはなりません。そもそも、なぜ説明会に出席しようと思ったのですか。まずはそこから考えてみましょう。
その際、公務員の仕事をしたいと思ったのはいつか、どうしてそう思ったのか、民間企業で働くよりも公務員の方がいいと思ったのはなぜかなど自問自答しながらメモをしていきます。一方で、自分のどんなところが公務員に向いていると思ったのか、大学で学んだことの中でどういうことが公務員の仕事に活かせそうなのかなども考えていきましょう。
そうすれば、なぜ説明会に行こうと思ったのか、そのときの気持ちが浮かび上がってくるはずです。説明会に出席するときはほぼ公務員になりたいという気持ちになっているものですよ。そして、説明会で公務員として働いている方々の話を聞いて、どんなことを感じたのか、どういう印象を受けたのかをまとめておくといいでしょう。
ただし、説明会に出席したことを志望動機の中に入れる必要はありません。説明会に参加する人は多いですし、その感想や印象を話しても、その内容はほかの人と重なりがちです。そうなると、独自性に乏しくなってしまいますから勿体ないです。説明会の話を入れたいのであれば、通り一遍のものではない、ご自身の強みや経歴に引きつけたものになるように工夫してください。