公務員試験の面接での「併願先」(2014.04.26)
公務員試験の面接では「併願先の状況を教えてください」と聞かれることがあります。私も模擬面接の際は必ず質問していますが、きちんと答えられない人がいます。併願先を全て言う必要はないでしょうが、併願先が全くないというのも不自然なので、いくつかは答えてください。どの自治体を受験していて、どこまで選考が進んでいるのかをまずは答えましょう。
そこで「どうして、A市役所とB市役所を併願先に選んだのですか」と尋ねられたら、それぞれの志望動機を簡単に話してください。この質問に答えられる受講生は少なく、受講生間でかなり差がつく質問になっています。
絶対に話してはいけないのは「A市役所にもB市役所にも行く気はありません。こちらでの面接に備えようと、練習のために受けました」という答えです。公務員試験は税金で運営されている試験ですから、そういう人は税金の重さを分かっていない人だと思われてしまいます。
部局の名称などはそれぞれの自治体で異なりますので、ホームページやパンフレットなどで調べておきましょう。そのうえで「A市役所では都市計画課に入り、○○の景観の保全に努めたいです。B市役所では都市整備部で△△跡地の用地活用を進めていきたいと思っています」などと答えるといいと思います。
さらに、面接を受けている自治体と併願先の自治体との魅力や課題の相違点なども話せると、事前にしっかり調べたことが伝わるはずです。