面接の終わりかけに「最後に何かありますか。言い忘れてしまったこと、言い添えておきたいことがありましたら、お伺いします」と言われることがあります。私が就職活動をしたときには聞かれませんでしたが、この仕事を始めた11年前には当たり前の質問になっていました。
そのような「定番」にも関わらず、いまだに「いえ、ありません」と素っ気なく言い、面接の場を終わろうとする受講生は少なくありません。この質問が出たら、むしろチャンスだと捉えて、しっかり自分をPRしましょう。
もし、面接中に「自己PR」をする機会がなかったのであれば、「自己PRを申し上げても、よろしいですか」と断ったうえで、用意してきた自己PRをスピーチしてもいいですね。
「自己PR」を既に言ってしまった場合なら、「自己PR」で挙げた強みとは違う強みを言ってもいいと思います。しかし、強みと言っても、「英語が得意です。宜しくお願いします」では物足りないです。「英語が得意で、TOEICで◯点のスコアを持っています。御社(公務員試験なら「貴庁」でも「◯市役所」のように「呼び捨て」でも構わないと思います)では語学力を活かし、〜な仕事をしていきたいです。宜しくお願いします」というぐらいのボリュームで言えるといいでしょう。したい仕事についてはより具体的になるように、企業(官庁)研究を行ってください。
その際、先に話した「志望動機」と多少、被っても仕方ありません。「〜な仕事をしたい」という熱意を伝え、面接官にいい印象を持っていただいたところで面接が終了するように心がけてくださいね。