大学時代の専攻について その1(2014.07.26)
就職活動のエントリーシートでは「大学時代の専攻について」という欄があったり、面接でも「大学時代の専攻について、お聞かせください」と尋ねられることがよくあります。
まず、エントリーシートでは欄の大きさに合わせて、書く量を決めましょう。欄が大きいのに「英文学」とだけ書いたりして、スカスカなスペースを作るのはいけません。欄が大きければ箇条書きにせず、文章で書いてください。
面接で「大学時代の専攻について、お聞かせください」という質問が出たら、ほかの質問同様に1分から2分程度は話せます。私は「文学部文学科英語英文学コース」でしたので、「専攻は」と尋ねられたら、まずは「英語学と英文学です」と言うようにしていました。「英語英文学コース」という名称は履歴書などで見ると分かりにくいので、「英語学と英文学です」と口頭で伝えることで、よりイメージが伝わります。
その次に、「英語学と英文学をバランスよく学んでいますが、英文学ではイギリスだけではなく、アメリカ文学の講義もあります。私はアメリカ文学に興味を持ったので、卒業論文ではウィラ・キャザーの作品の『A Lost Lady』を取り上げ、考察を行う予定です」と話すことにしていました。そこで、面接官が「もう少し話を聞きたい」という表情をしていれば、アメリカ文学が好きな理由やウィラ・キャザーを選んだ理由を話そうと思っていました。
ちなみに、英文学の主流であるイギリス文学ではなく、アメリカ文学にしたのは米軍基地のある街に育ったからで、ウィラ・キャザーを選んだのはウィラ・キャザーがジャーナリスト出身だったからです。当時は「ジャーナリズムに関わる企業の一員として、米軍基地の問題を考えていきたい」というふうに、放送局への志望動機に繋げたいと考えていました。
マスメディアでも、そのほかの企業でも、それから公務員でも、エントリーシートや面接にあたっては「大学時代の専攻」をきちんと説明できるように準備しておいてくださいね。