公務員試験の英文読解で狙われやすい文法は「否定」と「比較」です。今日はミスをしがちな「否定」の文法をご紹介します。
問題文の中に「not」が含まれている文があれば、notを見落とさない限り、誤訳をすることはまずないでしょうが、公務員試験で狙われるのはnotを使わずに否定を表現している文章です。
その一つが「seldom」です。seldomだけで「めったに〜しない」という否定を表すことができますので、覚えておきましょう。
過去問では「seldom fail to impress」と出たことがあります。「fail to〜」は「〜しない」という意味なので、seldomが前についたら「否定×否定で肯定」となります。マイナスにマイナスを掛けたらプラスになるのと同じです。したがって、「seldom fail to〜」の意味は「きっと〜する」ですから、「seldom fail to impress」は「きっと感動する」となりますね。
しかし、選択肢には「感動する」に加えて、「落胆する」というのもありました。公務員試験では問題文とは全く逆の内容を示す選択肢は少なくありませんから、否定の文法をきちんと抑えておけば、選択肢の判断に迷うことが減っていくはずです。
前回の記事はこちらです。
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