警察官、消防官の論作文試験について その2 (2014.10.01)
警察官、消防官の採用試験を終えた受講生と話をする中でよく聞くのが「もっと論文対策をしておけばよかった」という言葉です。さすがに、全く対策せずに受験する人はいないので「一文字も書けなかった」という報告はないのですが、どういう状況だったのかを聞くと、「時間が足りなかった」、「論をうまく組み立てられなかった」、「書きたい言葉があったのに、その漢字を思い出せなかった」、「エピソードを具体的に表現できなかった」などのようです。
それぞれの状況について、どう打開すべきか、このブログでお話ししていこうと思います。
今日は「時間が足りなかった」についてです。
警察官、消防官の論作文試験での時間は60分から120分とまちまちです。字数は時間に応じて、600字以内、600字程度、800字、1050字、字数制限なしなどとなっています。まずは、ご自分が受験したいところの時間と字数を調べておきましょう。
「60分」であれば、最初の20分を構成、次の30分を清書、最後の10分を見直しにあてます。練習でも同様です。最初の20分で構成ができない人もかなりいるので、そういう人は構成するスピードを上げることから練習するといいです。
次に、清書が30分では間に合わないという人は日頃から書くスピードを上げないといけません。最近の大学生は私たちの世代と比べて、書くスピードが遅いとは思います。だからと言って時間は待ってはくれませんので、「速く書く」ということを意識しましょう。ただし、字が乱雑にならないように気をつけてください。
前回の記事はこちらです。
http://appcar.jp/blog/2013-03-16.php