アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

公務員試験の「教養」と「専門」について(2015.04.25)

 公務員試験を受験したいと考える人が気になることの一つが「教養」と「専門」です。公務員試験には「教養科目」と呼ばれる科目と「専門科目」と呼ばれる科目があります。「教養科目」とは数的処理、判断推理、日本史、数学、芸術、私が教えている文章理解(現代文、英文)などの科目のことで、「専門科目」は憲法、民法、行政法、経済原論などの科目のことです。

 地方上級職や政令指定都市などでは専門科目が必要ですが、教養科目のみで受験できる自治体もあります。市役所は専門科目が必要なところと、教養科目のみのところがありますので、自分が受験したい自治体の試験内容を早めにチェックしておきましょう。

 予備校によっては専門科目の受講を勧めるところもあるようですが、法学部や経済学部以外の学生にとっては専門科目の勉強はなかなかハードになります。自分が学習に充てられそうな時間を考えたうえで、受講を検討してくださいね。