アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

公務員のインターンシップについて(2015.05.28)

 この時期は市役所などのインターンシップ用の応募書類の添削の依頼もよく受けます。インターンシップをしたからといって、選考試験で有利になるわけではありませんが、時間に余裕があるなら、経験してみるのもいいですね。私自身が新卒で入社したのは放送局でしたが、私の頃はインターンシップというものはなく、視聴者として番組を見たり、聴いたりすることはできても、企業の中のことをあまりイメージできなかったので、もし私の時代にインターンシップがあれば恐らく応募していたと思います。

 応募書類では「インターンシップで経験したいこと」を聞かれることが多いので、行ってみたい部署名を明記しましょう。もちろん、希望通りに配属されるかどうかは分かりませんが、どんな部署があるのかを調べるだけでも意味があります。そして、経験したい仕事の内容を具体的に記述するようにしてください。このところ多いのが「広報に行きたい」という希望ですが、広報とは何をする部署なのか、その中でどんなことを経験したいのか、それはなぜかなど、じっくり考えてみましょう。

 また、自治体が抱える問題点とその対策なども挙げてみると、内容がより深まるはずです。