高校生の就職活動　その４(2015.07.08)

　この時期は就職希望者の多い高校からの講演依頼をよくいただきます。就職を希望する高校３年生は期末テストが終わったら、準備を始めていきましょう。

　今日は面接試験で必須の質問項目であり、作文試験で頻出のテーマである「高校生活の中で一番、頑張ったこと」について書いておきます。

　まず気をつけてほしいのは「一番」です。「一番」であれば、一つを選びます。「一番」なのに、「勉強と部活動です」では駄目ですよ。部活動を選ぶ人は多いですが、「部活」という略語ではなく、「部活動」としてください。そして、何部か分かるように明記してくださいね。「勉強」なら科目を特化しておいた方がいいでしょう。「資格取得」もどの資格の取得を頑張ったのか、内容を絞った方が伝わりやすくなります。

　次に、それをどのように頑張ったのか、皆さんが頑張った姿を想像できるように具体的に書いてみましょう。大会の名前などは正式名称を入れてください。その話を聞いたり、読んだりした採用担当者が「この生徒さんと一緒に働きたいな」と思ってくださるように、チームワーク（協調性）や責任感、几帳面さ、誠実さ、リーダーシップを発揮した内容になるといいですね。

　そして、頑張った経験を就職を希望する場所でどのように活かしていきたいかを書いていきます。ここで多いのが「御社でもチームワークを発揮していきたいです」のような抽象的な話ですが、これだと聞き（読み）流されてしまいます。「どのように」の部分は自分の言葉でしっかり考えてみてください。その際、就職を希望する企業や自治体などについて、きちんと研究しておくと、より具体的になります。

　アプローズキャリアでは高校生の就職活動も応援していますので、お気軽にご相談くださいね。

　前回の記事はこちらです。
　http://appcar.jp/blog/2014-07-23.php