特別区の3分プレゼンテーションについて その1(2015.07.31)
今年から特別区の面接試験には3分間のプレゼンテーションが課されます。課題としては「強み、挑戦したい仕事、志望動機」を含んだ内容となっており、受験生の皆さんも苦労して準備されているようです。
3分間で話せる内容は字数にすれば1000字程度です。この字数を目安にして、話す内容を作成していきましょう。まずは「つかみ」の部分ですが、課題の最初に「強み」とあるからといって、自己PRから始めてしまっては面接官との間に距離が生まれてしまいます。なぜなら、面接官とは初対面だからです。初対面の人に自分の強みをぶつけても、メモをとってもらいにくいです。最初は「私は特別区で○○の仕事をしてみたいと思っています」というように、「挑戦したい仕事」から話し始めましょう。ここに1分ぐらい使います。字数にすると300字程度です。配属されたい部署の名称を具体的に挙げ、現在の政策なども徹底的に調べておきましょう。
次の1分間が志望動機です。なぜ公務員になって特別区で働きたいと思ったのか、特別区への志望動機を話してください。ここも字数にすると300字程度です。受験生の皆さんの特別区への志望動機を聞いていますと、「だったら都庁や国家公務員の方がいいのでは」と思える内容のものが少なくありません。特別区ならではの動機になるように作り込んでください。
最後の1分間が自分の強みです。先ほどの志望動機を持つに至ったのには皆さんの生き方や考え方、価値観といったものがベースにあるはずです。志望動機と強みの方向性を揃えていきましょう。特別区の特徴と自分の特徴(就活でよくセルフイメージと呼ばれるものです)を近づけていくと作りやすくなります。最後の40秒ぐらいで、その強みを裏づけるようなエピソードを話して締めましょう。面接官が一緒に働きたくなるような協調性や積極性を示せるような内容がいいと思います。
プレゼンテーションの間は面接官の目をしっかり見ましょう。ときどき、文末(語尾)が消えていくような発声の人もいますが、語尾まで丁寧に発声してください。身体がゆらゆら揺れたり、もじもじしたり、身振り手振りも要注意です。できれば、ところどころに笑顔も出していきたいですね。
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