志望理由書のNGセンテンス その4(2016.03.04)
某高校の生徒さんが書かれた志望理由書を添削しました。そこで見つけたNGセンテンスをご紹介します。それは「実習が多い」です。これは専門学校や大学なら看護学部などでの志望理由書によく見られる表現です。
生徒さんはおそらく志望校のパンフレットやホームページで「実習が多い」と書いてあるのを見て、「いいな」と感じ、そのまま志望理由書に「実習が多いことがいいと思いました」と書いたのでしょう。指定字数が100字以内なら内容を絞らないといけませんので仕方ありませんが、400字以上あるのであれば不十分です。
専門学校や大学の先生が知りたいのは「実習が多い」ことを受験生がなぜ、いいと思っているのかということです。ここで、自分の目指す職業をもう一度、思い出してみましょう。そして、「私の理想の看護師」や「私の理想の調理師」がどんなものなのか、理想像をどこかにメモしてみてください。理想像ができれば、その理想像に近づくにあたって、「実習が多い」ことがどんな意味があるのかが分かってくるはずですし、実習でマスターしたいこと、勉強したいことも見えてきます。それらもメモしておきましょう。最後に、そのメモを活かし、志望理由書に「実習が多いことが私にとって、どんな意味があるのか」を書くと、誰とも被らない内容の志望理由になります。
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