某高校で面接についてのレッスンを行いました。お辞儀の練習のときに気になったのが「ながらお辞儀」です。ながらお辞儀とは「宜しくお願いします」や「ありがとうございました」と言いながら頭を下げることで、マナー上は良くないとされています。
「語先後礼」という言葉があるように、言葉が先で、お辞儀が後です。挨拶の言葉を言い終わってから、お辞儀をするようにしましょう。
この日の生徒さんたちは頭では分かっていても、実際にやってみるとなかなか難しいようで、12人の生徒さんのうち、8人がながらお辞儀になってしまいました。でも、「ギャラリー」の生徒さんたちから「ながら!」と声が飛んでいたので、皆さん、すぐに修正できていました。「ながら!」という掛け声には笑ってしまいましたが、こんなふうにお友達同士でチェックし合うと上達が早そうですね。
また、お辞儀が浅くなりがちな人、動作が早過ぎる人、お辞儀のあとで身体がよろよろと動いてしまう人もいます。動作はゆっくり、丁寧に行いましょう。