模擬面接をしていますと、声が小さい人がいます。もともと小さい人もいるのでしょうが、緊張して小さくなってしまう人もいるようですね。緊張感を取り除くためには練習しかありませんが、その練習での工夫について、お伝えします。
友達同士で練習するときに、面接官役の人と席をくっつけて練習していませんか。それだと、小さな声でも十分、聞こえてしまいますから、声の小ささは改善されません。面接官役の人との距離をとってみましょう。私の模擬面接では、スペースにもよりますが、3メートルぐらいの距離をとることがあります。このぐらい離すと、声を向こうに飛ばそうとしますので、大きな声になります。私は新人アナウンサー時代に先輩方から「声をどこに向かって飛ばすのか、その対象を意識しなさい」という指導を受けました。皆さんも「対象」を遠くに設定してみるといいですね。
また、面接官役の人も少し大きめの声で話してみてください。練習する人は面接官役の人よりも大きな声を出すことを心がけてみましょう。これも、いい練習になりますよ。