アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

機械的になっていませんか。(2016.08.16)

 アナウンサー志望者の「自己PR」を聞いていますと、何度も繰り返し話してきたせいか、機械的な印象を受けることがあります。スクールでは「よどみなく話せたね」と評価されるかもしれませんが、アナウンサー受験では逆効果です。

 アナウンサー受験はスクールでしてきたことの集大成ではありません。皆さんがアナウンサーとして仕事をしていけるかどうか、放送局で一緒に働く仲間としてふさわしいかどうかを見られています。

 先日、現役アナウンサーに話を聞いたところ、「面接試験で機械的な受け答えをするのは良くない。人の心に触れているような話の仕方をしてほしい」と言われました。そのためには「日常会話から変えていくこと」だそうです。

 「日常会話を変える」のは大切だと私も思います。どのようにしたら変えられるのか、方法はいくつかありますが、まずは「人の話を親身になって聞く」ことをお勧めしたいです。他人に共感する気持ちが強くなれば、色々な言葉が思い浮かんでくるはずですよ。