アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

アナウンサーに向いている人 その8(2016.09.03)

 某放送局で採用に携わっていらっしゃるアナウンサーにお話を伺ってきました。そこで伺ったことを踏まえ、今日の「アナウンサーに向いている人」は「見に行く人」にしたいと思います。

 その方がおっしゃったのは「見たことがあるのか、ないのかは100か0ぐらい違う。スマホだけを見て、行ったつもり、見てきたつもりにならないでほしい。スポーツのイベント、アーティストのライブ、音楽会、寄席、映画、美術展、歌舞伎、ミュージカル、演劇など、アルバイトで得たお金を使って行きましょう。行列に並んで、話題のラーメンを食べることやパブリックビューイングもそうです。野球を見たら、『あんなところまでボールが飛ぶんだ』、歌舞伎では『装束って、こんなに綺麗なんだ』といった気づきを得てほしいです」ということでした。

 そして、「アナウンサーは臨場感を言葉で伝える仕事です。人は見てきたこと、経験したことしか話せないのだから、その訓練を学生時代に始めてほしい」とも言われました。

 アナウンサーを目指す人は自分の部屋に閉じこもらず、お金と時間と相談しながら、「見に行く人」になってくださいね。

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