アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

公務員の薬剤師枠について その1(2017.03.18)

 某大学の薬学部で公務員を目指す学生の指導を行っています。先日は「志望動機」、「公務員薬剤師として行いたい仕事」、「大学時代に頑張ったこと」などの「面接カード」の書き方指導をしてきました。

 感心したのは「研究内容」の記述です。どの学生も要点を絞って、分かりやすく書けていました。薬学部が6年制になって何年も経ちますが、4年制の学部の学生とは勉強への意識が違うのだと思いました。

 一方、「志望動機」は温度差があります。説明会に行ってきたばかりの学生が多かったからか、説明会で聞いてきたことをそのまま魅力に感じたと書いていた人がいました。薬剤師として働ける場所は多彩です。その中で、なぜ公務員という道を選んだのかを深く考えてみましょう。それを深めると、「異動することにより、ステップアップできることが魅力的でした」だけの志望動機になることはないでしょう。