アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

アナウンサーに向いている人 その9(2017.04.21)

 友人から「直子さんは《好きなこと》のような《こと》を漢字の《事》ではなく、平仮名で書くけれど、私もそういう漢字と平仮名の使い分けをしたい。何かルールブックみたいなのがあったら、教えて」と尋ねられたので、共同通信社の『記者ハンドブック』を勧めました。

 友人は早速、図書館に行ってきたようです。この友人は放送とは全く関係のない仕事をしているのですが、本で調べようとしたこと、すぐに図書館に行ったフットワークの軽さはアナウンサー向きだと思いました。

 さらに、友人は『記者ハンドブック』を見ながら、「音楽の3拍子は算用数字で、《三拍子揃っている》というときは漢数字だったり、面白いね」という感想を送ってきてくれました。アナウンサーは「話す」仕事なので、「書く」ための表記方法を覚える必要はなさそうですが、言葉への興味や関心を持ち、自分の知らなかったことに気づいていく感性は求められる要素だと思います。

 私も友人に質問されたことに触発され、久しぶりに『記者ハンドブック』を購入することにしました。

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