アナウンサーになって、良かったこと その8(2017.11.07)
先週、京都女子大学でアナウンサー就職対策特別セミナーが開催され、講師として伺いました。東京に来る前は関西で講師をしていたのですが、東京の受講生には関西出身の人がほとんどいないので、久しぶりに「関西弁を話しているけれど、アナウンサーになりたい」という人たちにお会いしました。
セミナーの冒頭では自己紹介をして、「アナウンサーになって、良かったこと」もお話ししました。その中で「日本語を勉強できる機会になったこと」を挙げました。私は文学部出身で、英語学や言語学、第二外国語でフランス語を学びましたが、日本語についてはきちんと勉強していなかったので、外国語を学ぶときのようなつもりで改めて日本語を勉強できたのはアナウンサーになって、良かったことです。関西弁を標準語に変えることに苦労している受講生の指導が得意なのも、この経験があったからかとも思います。
方言は素晴らしい文化ですから、卑下するものではありません。それに加えて、新しい言語を学ぶつもりで標準語をマスターしていこうと思えば、やる気も出ます。私も皆さんの関西弁を聞き、どう教えていこうかと楽しみになりました。
このセミナーを企画してくださった京都女子大学の関係者の方々や学研アソシエ大学事業部のスタッフの方々に感謝申し上げます。
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