アナウンサーになって、良かったこと　その12
(2018.11.24)

　アナウンサーになって、良かったことの一つにスポーツに詳しくなったことが挙げられます。先日もサッカー部を引退したばかりの高校生に模擬面接をしていたときに、私の質問に対して、答え始めた１文目、２文目の内容は良かったのですが、３文目あたりで質問の主旨とは外れた内容のことを話し出したので、「オフサイド」と言ったら、「分かりやすい指摘ですねえ」と言われました。

　とある野球部員は柳田悠岐選手が好きだと言うので、「あのフルスイングはかっこいいけど、小論文でフルスイングしたら指定字数をすぐにはみ出してしまうよ。コンパクトにね」と言うと、これもまた納得してくれました。

　アナウンサーになる前もスポーツを見ていなかったわけではありませんが、色々なスポーツのルールや戦術をきちんと教えていただけたのはアナウンサーになってからのことです。教え子の中にもスポーツに親しんでいけるための仕事としてアナウンサーを選んだという人もいます。プロのスポーツ選手を目指している人も怪我などをしたときの選択肢の一つとしてアナウンサーを考えていただけたら、嬉しいです。

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