慶應文学部に合格者が出ました!(2019.03.08)
先月23日に慶應義塾大学文学部の合格発表がありましたが、アプローズキャリアで小論文のレッスンを受けていた現役生が合格を果たしました。彼女が通っていた高校では小論文を書く機会がなく、特に勉強しないまま、3年生になる直前に小論文の勉強を始めることになりました。最初は簡単なテーマ型小論文で、段落構成の練習を徹底的に行いました。一方で、背景知識を入れてもらうために、新聞の投書欄をお母様と一緒に読んで、一つの投書に対しての意見をお母様に向けて話すといった取り組みも家庭で行ってもらいました。
部活動を引退後は課題文型小論文に変えて、夏休み後からは慶應の過去問を少しずつ始めていきました。ただ、センター試験のために11月、12月はゆるゆるとしたスケジュールにして、小論文をあまり詰め込まないようにしました。センター試験の直前はやはりセンター対策を頑張った方がいいと思います。そのためにも10月末までに小論文をある程度「得意だ」という状況にしておきたいものです。(これはセンター試験1期生で、二次試験に小論文があった私自身の経験によるものでもあります。)
センター試験でまずまずの得点が取れたことが追い風になり、その後は慶應の過去問、慶應と似たタイプの大学の過去問などを集中して書いてもらいました。センター試験終了後から慶應の試験まで週に2、3本ずつ書くと、かなりの実力アップとなりました。彼女は現代文に関しては塾などに行っていたわけではないのですが、「小論文のお蔭で、評論文の読解力が上がった」と言っており、小論文がなく、国語の試験が課された難関大学にも合格することができました。
小論文は一朝一夕に上達するものではありませんが、計画的に進めていけば、ほかの科目よりも点数アップが見込みやすいものです。これからの受験生の皆さんも「小論文があるから、慶應は嫌だ、無理」と思わず、是非チャレンジしましょう。