アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

警視庁警察官の論文試験へ最終のアドバイス その7(2019.04.19)

 警視庁警察官の一次試験が5月4日に行われます。今年は去年より1週間ほど遅い日程なのはともかく、試験回数が1回となったのが大きな変化です。受験する皆さんは追い込みに入ったところかと思います。私も皆さんの論文添削に追われています。

 今日は最近、届いた論文で気になったことを書いておきます。テーマの中に「あなた自身の経験を踏まえ」とあった論文だったのですが、こういう場合に大切なのは経験談を書き過ぎないことです。もちろん経験について述べることは必須ですが、経験談ばかりになってしまうと、論文全体のバランスを欠き、社会性も失われます。

 経験談は自分が経験したことを書いていくわけですから、書くことが苦にならず、ついつい筆が走ってしまうものです。良い構成にするためには構成メモを作り、経験談を何字ぐらいに抑えるのか、事前に作戦を立ててください。そして、「警察官として」という視点を忘れず、社会性のあるまとめを書きましょう。

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