アップローズキャリア 尾川直子からのメッセージ

2021年度入試で慶應文学部に合格者が出ました!(2021.03.10)

 2021年度入試もそろそろ終わりを迎えようとしています。今日は慶應文学部の一般選抜に合格した受講生のことを振り返ってみたいと思います。その受講生に初めて会ったのは去年の4月下旬でした。慶應文学部が第1志望ということで、小論文の対策をすることになったのですが、文学部志望だけあって、それまでの読書量がそれなりにあったこともあり、最初から課題文を読んでいく力がありました。

 初回は2020年度の過去問を一緒に読んだのですが、「先生はこういう文章が好きですか」と聞かれたので、「好きですよ。私も文学部出身ですし」と言うと、とても嬉しそうな表情をしていたことが印象に残っています。それから月に2本のペースで、慶應の過去問のほか、国公立大学の過去問にもあたっていきました。国公立大学の過去問に取り組むにあたっては、慶應の出題に合わせて設問を作り変えました。過去問の課題文だけを拝借するという形で、360字の要約と400字の記述ができるように設問をアレンジしていきます。これで色々な課題文に触れ、背景知識も増やすことができました。

 最後のレッスンでは「もし駄目だったとしても、これだけ多くの課題文に出会えたことに満足です」と言ってもらい、有り難い気持ちで一杯になりました。私は小論文だけのお付き合いでしたが、英語や世界史も頑張ったようで、無事に合格通知が届きました。その受講生からは「ゼミ試験の前にまた来ていいですか」という嬉しいリクエストもいただき、再会の機会を今から楽しみにしているところです。