志望理由書のNGセンテンス その10(2019.06.06)
英語学や英文学を学びたい高校生の志望理由書を見ていると、「将来は英語を使う仕事をしたいと考えています」というものをよく見かけます。これには様々なNGポイントがあります。まず「英語を使う仕事」は漠然としすぎています。これだけ外国人の存在が身近になっているこの時代にあって「英語を使わないで済む仕事」の方が珍しいかもしれません。もちろん、ほぼ英語しか使わないのか、たまにしか使わないのか、その頻度や求められるレベルは職業や職場環境によって違いますが、どの職業であっても、何らかの形で「英語を使う」機会はあるでしょう。
そして、「英語を使う仕事」を明確にしたとして、そのために学びたいのがなぜ英語学であり、英文学なのかということです。さらに、語学と文学の区別がついているのかどうかも気になるところです。私がこの志望理由書をもとに模擬面接をするのであれば、そこを聞きます。
将来の職業を「英語を使う仕事」までしか考えていない人はそれがどういう職業なのかを具体化させていきましょう。
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