特別区の面接について　その20(2020.10.16)

　特別区一次試験の合格発表がありました。合格された方、まずはおめでとうございます。これから人事院面接対策を頑張っていきましょう。

　令和２年度の面接カードには若干の変更がありました。
　１番上の項目から見ていきましょう。令和元年度は「あなたが今後どのような仕事に挑戦したいか、ご自身の特徴や特別区の志望動機も含めて具体的に書いてください」でしたが、令和２年度では「あなたが特別区でどのような仕事に挑戦したいか、あなたの強みと志望動機も含めて具体的に書いてください」となりました。

　この項目に関しては前半はほぼ同じで、後半は「特徴」が「強み」になったぐらいですので、令和元年度のカードで下書きをしていた人も書き直すことはなさそうです。

　２番目の項目は令和元年度では「あなたが今までに最も難しい目標にチャレンジし、困難な状況を乗り越えた経験を教えてください」でしたが、令和２年度は「あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中で最も困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを教えてください」に変わりました。

　これは書き換えが必要な人が多そうです。「やり遂げた」という言葉を使わなくてもいいのですが、「やり遂げた」ということがきちんと伝わるような記述にしましょう。また、困難なことの紹介も含めて、前半が長くなりすぎると、後半の「乗り越えたこと」の記述が浅くなりますので、バランスに気を配ってください。

　３番目の項目は令和元年度は「チームで一つの物事に取り組んだ経験について教えてください。そこでのあなたの役割と、独自の考えやアイディアでチームに貢献したことを具体的に書いてください」でしたが、令和２年度は「目標達成に向けてチームで行った経験において、チームへの貢献につながったあなた独自のアイディアを、ご自身の役割とともに教えてください」となりました。

　こちらも大きな変更とは言えないですが、「独自のアイディア」が伝わってこない記述の人もいましたので、ご自身のどういうアイディアがチームの目標達成につながったのかを考えてみてください。

　この面接カードは令和元年度は面接日に持参するものでしたが、令和２年度は事前に郵送です。10月21日（水曜日）の消印有効ですので、忘れないようにしてください。そのためでしょうか、一番上に面接日と集合時間の記述欄もできました。記述漏れのないように、注意しましょう。

　こちらの記事もご覧くださいね。
　https://appcar.jp/blog/2020/2020-03-10.php